2023-04-05 スパスム 詩 煮えたぎる鍋に放り込まれたおが屑の せんびょうたりとも燃え尽きぬ 夢の浦島ましろな髪も とぐろを巻く蛇 絡みついた 粘液質の細胞が包み込むかの そり立つ塔をくわえやも 烏鳴けど離さぬくわらだ いみじくもほすほす 浴す汗ながむれば ピントの合わない顔 上になれば見つめる スパスム せんじょうのアリア 痙攣