夢を見ていた。道に立っていて何かを待っていたらそこは中華料理店に入る列になっていてそのまま入ってしまい3500円のコースを二人分頼んだ。あの人を待っている。なかなか来ない。随分待っていた気がする。結局来たのか来なかったのか、夢はもうあやふやになっている。

夢は見るという。目を閉じて見ている。空想や記憶を思い返すこと、フラッシュバックとはどう違うのか。夢を見ている自分というのがある。外側に立っている。無意識を意識が眺めているような。

性衝動に駆られる。ウンウン唸るほどにしたくてたまらない。あの人とは結局快楽で繋がっていたんじゃないか。落ちて落ちて、消えた。あの人と付き合っていた時は他の人ともしていた。今はもう随分とTさんとしかしていない。でもこれだけ性欲が高まると誰でもいいからしたくなる。Tさんが恋しくて苦しくなるほどにしたくなる。大事な人。大事だから大事にしなきゃならない。こんな苦しむのは不当だと思ってみても夢ぐらいしか見れない。