per fumare 煙を通じて
朝食。コーヒー、ミニトマトとルッコラとゆで卵のサラダ、ヨーグルトに蜂蜜、ミューズリーに豆乳。金曜日にパン屋に行ったら食パンが売り切れだったから代わりに他の食事系のパンを買ったけど、いつものトースト写真が撮れない。
広瀬陽さんの白い七宝焼の丸皿に四角いトーストを乗せる。トーストは冷凍しておいた食パンを弱火で温めた鉄のフライパンでアルミ箔を上に被せて焼く。高山なおみさんのレシピ本にあったやり方。しばらくするとわがIHは焦付きをキャッチしましたと曰い勝手に止まってくれる。裏返すと毎回微妙に違うけれどいい感じに焦げ目が付いている。毎回食パンにするとすぐなくなってしまうから、時々シリアルにしたり、他のハード系のパンにしたりする。
トースト写真はなぜか反応がよくて、円いお皿にぴったり四角い食パンがおさまるのは黄金比のようで美しい。パンには大体バターが光っている。
儀式のように食事をとる。読み始めた本の中の男女の会話で、ひとりの食事は料理を味わって感じたことを表現できないからとても苦痛、耐えられないと男の方が言い、私はひとりの静かな食事も好きよと女の方が言っていた。私もどちらも好き。
どこでもない場所を想像してみる。その近くには小さなレストランがある。そこにはどこにもないような料理が出てきて、でもワインはありそうな気がする。