2022-03-29 joy 日記 詩 ガラス瓶に入れたヒヤシンスの 水があっという間に枯れていく 花を咲かすということは それだけエネルギーを使うことなのだ ボンベイサファイアの瓶に挿したラナンキュラスは 白みを帯びて硬直している しわしわになった花弁の声のように 部屋に流れるモーツァルト がたがた回る洗濯機 ぬめぬめつるつるとしたあの感触 昨日はたくさん舐められた 腋下を舐められると大きな声が出てしまう 腋下もひとつの恥部なのだ 体重の下で土曜を夢見る 拡げた恥部を見つめられる日 痛みと喜びをくれる人