2022-04-05 寄りかからず 詩 ひとり立つことは孤独なることと思う朝 書店に染み渡っていく月の光は揺らぐごと 歯噛みするように食べる皿のフランス料理 美味しくないフレンチなどあなたのもの味わいたい コンビニで買って濁す腹のうち ひとり立つ歩く跳ねる部屋のうち 店も相性と言うあなたとの相性占い いつ返事書こうかと思うスマホなれど 午後四時を過ぎて傾く日は変わらず 色褪せた昔の猫の写真 冷酷な呟きをする寄りかからず