一週間目

それほど殺風景でもない、クリーム色の空間にいる。大きな窓がさっきから時々稲光り。何かの信号なのではないか。さっきは冷房で凍えていた。毛布にくるまってままよとナースコールを押し持参の頓服をもらう。持参の薬は管理されている。クリーム色というより、ミントグリーンだろうか、空間を確保されたカーテン。ぐるりとレール、大きな窓。遠雷の音。
昨日から連絡がない。なにかしら、あったのか。もっと聞かないと。私は大丈夫?お腹の調子が変だし左足だけ浮腫んでる。
Nがいなくなったら?存在が消えてしまったら。
きっと小さな、些細なことをたくさん思い出すんだろう。