寝ている時に無意識にネグリジェを破いてしまい片方の乳首が露わになっている。無意識にというのは破いたことを覚えているのだから矛盾してる。寝ている時も正確には寝ぼけていた時か。おそらく何か不快感を感じて。

昨日今日とやけに現実的な夢を見た。ある家になぜか入り込んでそこでは家族が暮らしているのだがそのうちの女性のサロンのようなものに参加しその女性はなぜか映画監督もしている。そして何やら会話をしたり親しく通っている様子。夢らしき不合理なところはどこにもない。今日のは結婚相談所の夢で、いつの間にか入会していて費用を心配しているのだが男性と何やら会話したり交流している。これも大して面白くもない映画を見たような感じで目が覚める。

このところ不活動な毎日を送っているからこんな刺激のない夢を見るのだろうか。ただぼうっと宮沢賢治の田園風景のような景色を眺めて(ノルシュテインでもいい)いつまでも夜が明けないような夢を見たいものだ。

失われた時を求めて」の5巻まで読み終えて分厚い文庫本を手に取りいくらか読んでまた置きまた手に取ってページを捲る。するとまた同じ調子で文章が延々と続きそれはまるで夢の続きのようで延々と終わらない夢のようでもある。今はゲルマントの方でスワンが出てこないからスワンの方が懐かしくなる。夢の中で懐かしんでいる。

ろくに外出もしないのでただ時の流れるまま放っておいていて夕刻になると酒を飲み出す。するとどこかで灯りがともったような気がする。