again and again

離れると愛おしいねと水遊びのように繋がって揺れて離れた時。どんな風とも違う風呂場に響く音。多分離れると寂しいような意味だろうけど、口に上るままの言葉は胸に直接飛び込むようでいつまでも響く。今までの何とも違うから今自分がどんな状態にあるのか不思議に思う。一人でいて一人でないような。確実にひとりではあるのにそうではないような。もう何回会ったのだろうかと数えることもない数が積み重なる。「この世に幸福はない、あるのは安らぎと意志だけ」どこかの穴に落っこちないように手を繋いで歩く。口付けられた手はいつもより愛おしい。